独立公認会計士の足跡 会計監査と内部統制監査について
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会計監査と内部統制監査について

今日の気づき:内部統制監査の重要性を感じている人は非常に少ない

今週は5日間のうち、3日間が監査を行う日となっています。
ようやく監査繁忙期も終わりを迎えつつありますね。
今年は税務申告の繁忙期が2月半ば程度から始まり、5月半ばまでずっと繁忙期だった感があります。
少々、繁忙期の忙しさの読みを誤っておりまして、来年以降の糧にしたいな。と思っています。

さて、本日行ってきた監査先は上場会社でした。
私が担当している上場会社はこの1社だけですが、やはり監査と言えば、上場会社ですから、何らかの形で関わっていたい感じですね。
とは言え、個人で上場会社の監査契約を取るのはなかなか難しい事ですから、今のようなパート契約で仕事を行うしかありません。
ただ、そうなると、時間が拘束されますので、それはそれでいかがかな~。と思ったりも…。
ま、いずれにせよ、仕事と時間があるうちは、喜んで受けさせて頂くスタイルで問題ないかと思っています。

で、その上場会社の監査ですが、数年前から、通常の会計監査以外に内部統制監査というものが始まりました。
世の中では、J-SOXと呼ばれているものです。
(最近、あまり聞かなくなった気がします)
これを始めたおかげで、公認会計士の合格者数が激増となり、現在の公認会計士試験合格者の就職氷河期がやってきた。と言う流れになっていると理解しています。
そういう意味では、個人的には好きになれない制度です。
元々の発端は、アメリカのエンロン事件がきっかけで始まった制度ですが、現場を見る限り、日本では馴染んでいない感じです。
色々な会社担当者に伺っても、実質、形式主義的で役に立たない的なコメントをされる方が多いです。

ちなみに、会計監査と内部統制監査の違いですが…。
まず、会計監査は、財務諸表の適正性について監査します。
一方、内部統制監査は、文字通り、内部統制の有効性について監査します。
元々、内部統制監査が始まる前までは、会計監査は内部統制が有効的に機能していることが前提で行うものでした。
それを内部統制の有効性に対しても、更に詳しく検証していき、監査意見を行うというのが内部統制監査です。

エンロンのように内部統制が有効に機能していなくて、大事件になることを事前に防止するというのが本来の趣旨かな?と思うのですが、内部統制監査に関しては財務諸表に影響を与える部分のみ監査を行うので、あまり効力がないような気がしています。
あくまでも会計監査の下地的なイメージがぬぐいされません。
もちろん、会社が行う内部監査に関しては、上記のような理由で必要とは思っていますが…。

という具合で、何となく中途半端な監査制度のような印象を受けます。
事実、内部統制監査の指摘事項は、会社サイドからすると、細かい事を色々言われる…。という印象を持たれる方が多いような気がします。
個人的には、会社が構築した内部統制を、会社が内部監査を行い、その有効性を判断すれば良いかな?と思います。
そして、その有効性を前提に、外部の公認会計士が会計監査を行えば良いかな?と。
もちろん、この場合、内部統制が有効に機能しないで、大事件になった場合、全て会社の責任になりますが…。

という感じで、内部統制監査に関しては、監査人側も会社側も、あまり必要性を感じず行っているのが現状のような気がします。
とりあえず、制度で決められてしまったから、仕方なく行っているような感じですね。
特に、日本ではこの傾向が強いので、数年後には廃止になるのでは?と考えている人もいるくらいです。
そうなると、監査報酬はますます減少していくわけでして、会社にとっては嬉しい事ですが、監査人からすると、リスクは増えるが報酬は減るという事になり、上場会社の監査離れが始まるかもしれませんね。
(すでに、現段階で、上場会社の監査はリスクが高いと判断して、行わない公認会計士も多数いますが…。)

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まとめtyaiました【会計監査と内部統制監査について】

今日の気づき:内部統制監査の重要性を感じている人は非常に少ない今週は5日間のうち、3日間が監査を行う日となっています。ようやく監査繁忙期も終わりを迎えつつあります

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プロフィール

石原修

Author:石原修
公認会計士・税理士。
1972年、東京都生まれ。
中央大学理工学部管理工学科卒。

石原経営会計事務所の所長です。
財務・税務・会計に関するご相談を承っています。
また、投資・海外・ゴルフに興味のある方との繋がりも大切にしたいと思っていますので、よろしくお願いします!

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